講座(114) 肥満の複合要因(B)社会的と心理的(b)〜カギっ子と淋しさ

思春期の娘は、甘い物が大好きです。
学校から帰っても、
母親がパートに出ていると、家には誰もいません。
娘は淋しさを紛らわす手段として、口寂しくなり
何かを食べたくなります。
ポッカリ空いた気持ちを埋める最も安易な方法は、
口に食べ物を入れることです。


赤ちゃんの頃、感情を表して「泣く」と、
母親から母乳やミルクを入れられて育ちました。
「口に食べ物を入れると気持ちが落ち着く」との学習をしています。
甘い物ほど満足感があることを知っていますから、
「淋しさを食べ物で満たす」ことができるのです。


「泣くと何か口に入れる」という母親の行為が
子供へのメッセージとなり、
本能的な習慣へと定着します。


カギっ子という「環境」の淋しい「こころ」が
過食(間食習慣)という結果を生じさせているのです。
幼児時代からのこの習慣は、
成人期以降にも続きます。

DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室