ダイエット・ブームの主役は、
いつの時代も女性である。
最近は、
メタボという言葉に象徴されるように男性も関心が高くなってきた。
女性のスリム志向は、1920年頃、大正時代といわれている。
詩人であり画家であった竹久夢二の美人画が
若い女性の憧れの的になったのが発端といわれている。
竹久夢二の原画を見たことがあるが、
当時の女性の体形とかけ離れた美しさに圧倒される。
哀愁が漂う面長な顔、肩から腰にかけての細い体形は
優雅さを漂わせている。
すでに当時の女学生向けの雑誌には「やせる○○」という
広告か載せられていたとのこと。
約90年前のことである。
女性の「やせたい!」との願望の強さに感嘆する。(続)