{食育・ダイエット](35)〜脳が栄養失調になると、生活にどのような影響を与えるでしょうか。

脳が栄養失調になると、

意欲、記憶力、集中力、理解力の低下、

そして感情のコントロールなどが欠如します。

すなわち、ココロの発現が不安定な人になります。


脳の栄養失調の誘因にもなる

朝食抜きの習慣のある子供たちの学力は

低いことが判明しています。

朝食抜きの習慣のあるサラリーマンは、

リストラの第一候補です。

なぜなら、仕事の生産性が上がらない人材だからです。


脳の栄養失調の状態が長年続くと、

アルツハイマー認知症になるのではないかと思っています。

脳への栄養物質の供給が不足して、

脳細胞が衰退し萎縮するのではないか、と考えます。


認知症に罹った人の脳の

記憶を司る「海馬」のMRIによる断層写真を見ると、

細胞群が欠損しているのが確認できます。

細胞群の欠損によって、記憶が消失しているのです。

この欠損した海馬の細胞は、

食べ物によって回復すると言われています。


脳の乾燥重量は、蛋白質と脂質が半々です。

脳の重量は人体の約2%ですが、

消費エネルギー量は約20%も占めています。

さらに、酸素消費量率は約25%です。

脳は肉体よりも、多くの栄養物質の供給が必要です。

脳は肉体よりも、多くの必須アミノ酸が必要です。

脳は食物によってココロを生み出しています。

Man is what he eats.