号外〜「茂木健一郎氏4億円無申告」〜脳科学者の脳を科学する(1)


茂木健一郎氏4億円無申告」という

見出しの新聞記事を読んで仰天した。

国税局の査察で摘発されたのが3年間分で4億円である。
(読売新聞朝刊・2009/11/10付)


脳科学者である氏は、本やTVで活躍している

日本で一番有名な脳科学の学者である。

人間は「前頭連合野で高次の判断力や知性を司る」と、

説いている本人の前頭連合野が機能していなかったのか、

国民として基本的な義務を怠っていた。

この脳科学者の脳は一体どのように機能していたのか、疑問である。


以下は同紙記者の質問と氏の返答の概略である。

〜なぜ、確定申告をしなかったのか?

〜地元の税務署の人に早くした方がいいと言われて、

「します」と答えていたが、仕事が忙しく、申告する暇がなかった。


〜税理士に頼もうと思わなかったのか?

〜知り合いの税理士がいなかったし、頼む暇もなかった。


〜日本の税制は申告納税制度で成り立っている。

〜節税には興味がないので、

国税当局が税額を計算してくれたら楽なんですけど。


この記事内容を読むと、

氏の本に書いてある事柄やTVで発言している内容と、

全く相容れない返答である。


百歩譲って、氏の答弁をその通りに解釈すると、

この脳科学者の脳は次のような見解になる。


人間としての高次の機能を司る前頭連合野の機能不全である。

責任感と事実認識力の欠如。

知能・判断力の不足。

創造力・理性が無力。

すなわち、高次の「知性」を感じ取ることはできないのである。


別の表現をすれば、

他人依存の幼児のような思考回路の持ち主である。

社会人として必要な責任感・義務感を生み出す

前頭連合野神経細胞間をつなぐ

シナプス回路」が無かったことになる。

この脳科学者の前頭連合野は機能していなかったのである。


このような人が「脳科学者」と名乗るはおかしい。

他人に説く前に、自分の脳機能を調べる必要がある。

この違法行為は、

単なる「学者バカ」で済まされない問題を抱えている。(続)