認知症の改善・予防する食べ物は?

[DR.BRAIN_DIET〜脳&食育]講座(235)


前回、バナナと納豆を毎日食べると、
脳が大変喜ぶと述べました。その理由は?


バナナと納豆は脳に大変よい効用を与える食物です。
両者に共通するのは、まず、ビタミンB群の含有量が豊富であることです。


脳内での神経細胞の再生、エネルギーや伝達物質などを生成する際には、
ビタミンB群は必須の微量栄養物質です。


特に納豆に含まれているリン脂質は、
ドーパミンなどの覚醒・快感物質の原料です。
すなわち、「快のココロ」を生み出す原料の一つです。


日々の食生活に「バナナと納豆」と
「赤身肉と赤身魚/青背魚」を加えて食べると、
現代病といわれている認知症などの
脳細胞の廃用性の欠損で生じる病気の予防・改善に有効と言われています。


認知症(アルツハイマー病他)の人の断層写真を見ると、
記憶を司る「海馬」の神経細胞群が明らかに欠損しています。
これを再生・回復させるには、
それらの栄養物質が必要不可欠であるのです。


脳が萎縮するアルツハイマー病の原因は不明とされています。
しかし、海馬の神経細胞群が欠損して生じる認知症などは、
脳の長年にわたる栄養失調がその主因ではないかと思っています。


認知症患者数は約300万人と言われており、
どこの家庭でも発症する可能性があり、その介護は大変です。
だから、日常的な食生活を改善して積極的に予防することが急務です。
認知症は薬で完治できませんから。


すなわち、首から下の肉体の栄養だけでなく、
脳への栄養物質の供給についてもっと関心を持つべきです。
本ブログを読まれた方は、ご両親の食生活の内容を
ぜひ、一度チェックして食材について教えてあげてください。
ささやかな、親孝行です。


納豆、バナナ、赤身肉、赤身魚/青背魚など及び他の各種の食品・食材の
「1日当たり必要摂取量」「三食の配分」などについては、
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