美味しそうだから食べる。
[DR.BRAIN_DIET〜脳&食育]講座(213)
「食欲」には次の三つのルートがあります。
「空腹で食べる」→生命脳→脳幹(視床下部)
「概念で食べる」→人間脳→大脳新皮質
「感情で食べる」→動物脳→大脳辺縁系
食欲のその二は、空腹感はないが
「美味しそうだから食べる」
「付き合いで食べる」
「12時のお昼だから食べる」などです。
「美味しそう」「付き合い」「12時」は、概念です。
概念の判断は、高次の前頭連合野の働きです。
ですから、概念で食べるとは「人間脳で食べる」と言えます。
この概念による摂食行動は、空腹感が伴わない場合か多い。
空腹感がないということは、脳の血糖値は下がっていない時です。
摂食中枢神経が食欲のココロを生み出していない時です。
にもかかわらず、ヒトは前頭連合野という人間脳によって
摂食行動を起こします。
パン屋さんの前を通ると、パンの美味しそうな匂いがします。
すると、急に食べたくなります。
女性が食事直後であるにもかかわらず、
美味しそうなケーキをペロリと食べる姿をよく見ます。
女性特有の「別腹」です。ビックリします。
「付き合いで食べる」「12時だから昼食を食べる」も、
ダイエットする人にとっては、
その時の脳の状態をよく理解しておく必要があります。
それは、脂肪になりやすい食べ物は避けることがコツとなります。
「ケーキをペロリ」などは、当然、過食となり太る原因になります。
次は「感情で食べる」です。どういうことなのか。