脳は甘味を求めていません。

[DR.BRAIN_DIET〜脳&食育]講座(171)


「食欲」には次の三つのルートがあります。


「空腹で食べる」→生命脳→脳幹(視床下部)
「概念で食べる」→人間脳→大脳新皮質
「感情で食べる」→動物脳→大脳辺縁系


「空腹だから食べる」は自然なことです。
ところが、この空腹のときに間違いを犯しやすいのです。


例えば、「空腹だから」といって、
自分の好きな物である、菓子パン、スナック菓子、ドーナッツなどと
人工甘味料で造られた甘い飲料水などを飲食していると、
脳はさらに「食べよ!」との信号を出します。
すると、また食べる。
この結果、過食になり確実に太ります。


合成化学物質で造られたサッカリンナトリウムやアスパルテームなどの
人工甘味料は、いくら甘くても脳は満足しません。


なぜなら、それらの無機質の甘味料は、ブドウ糖にはならないからです。
脳は甘味に満足するのではなく、ブドウ糖に満足するのです。
すなわち、脳は甘味を求めているのではないのです。


なぜ脳はさらに「食べよ!」との信号を出すのでしょうか。
それは、スナック菓子などの食べ物をいくら食べても、
脳が必要とする多種多様な栄養物質が供給されないからです。


また、ファーストフードなどに依存した食生活を続けていると、
脳は栄養失調になります。
すると、絶えず「食べたい!」という感じが続きます。


脳が栄養失調になると、どうなるかの問題については、
今後、詳しく説明しますので。ご期待ください。


脳は絶えず「空腹感」という信号を出して
脳が必要とする熱源・栄養素を求めているのに、
丼物、単品など栄養素が偏った
簡単な食事で済ませてしまうからです。


この繰り返しが「過食」状態となり、確実に肥満します。


脳が発する「空腹」のシグナルは、
1000億個のニューロン(神経細胞)の維持・活性と
ココロを生み出す神経伝達物質の原料となる
多種多様な栄養物質を求めているのです。


DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室