脳が主役です〜ミネラルの役割(2)

脳・健康・食・DIET] 講座(No.496)〜


脳にとって主要なミネラルは、カルシウム、亜鉛、鉄です。
脳は1000億を超える神経細胞の塊ですから、
それら神経細胞などの組織に分布している
カルシウムを欠かすことはできません。


カルシウムが欠乏すると、
脳の情報伝達機能(心の表出)が乱れる原因になります。
たとえば、感情のコントロールが出来なくなり、
俗にいう「キレる」状態が生じやすくなります。


脳の認知機能を低下させないためには、
カルシウは乳製品以外の食品から摂取することが大切です。
高野豆腐、小魚、海藻(海苔、昆布、わかめ、
ヒジキ他)、ゴマなどです。


亜鉛が欠乏すると、免疫機能が低下するほか、
脳の感覚器官の味覚障害を生じます。
ファーストフードなどを常食している人たちに
味覚障害者」が多発しています。


亜鉛は快感物質である神経伝達物質ドーパミン
受容体の機能を高める働きをしています。
また、神経伝達物質の合成の阻害防止
および脳内の活性酸素の害を防いでくれる
物質を合成するために必要な物質です。


亜鉛は、牡蠣、ゴマ、鶏卵、牛肉、はまぐり、
イワシ、ほうれん草、大豆などの豆類、ナッツ類、
全粒穀類などに含まれています。


鉄は血液のヘモグロビンと結合して
脳に酸素を供給しています。
脳のエネルギーであるブドウ糖は酸素を使って
分解されますので、鉄不足は酸素不足となり、
エネルギーが効率的よくつくれなくなります。


鉄は、乾燥豆や色の濃い葉野菜などに含まれています。
動物性由来の鉄でなく、
野菜類、果物類、根菜類など植物性由来の鉄が最良です。

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