女脳に、なぜ、ブドウ糖欲求システムがあるのか?

[DR.BRAIN_DIET〜脳&食育]講座(221)


「ダイエット中だから、甘い物はダメ!」
とのTVCMを見られても、誰も驚きません。
当たり前だと思っているからです。


イギリスのギャラップ調査で「日常生活でやめられない習慣は?」との質問に
女性の一位は「チョコレートを食べること」であったという。
このように女脳の「甘味欲求」は、洋の東西関係のない普遍的な特性です。


このシリーズを読まれた皆さんは、どのように思われたでしょうか。


1979年から女性の肥満解消に携わり、最初に思ったことは、
「なぜ、女性は甘い物が好きなのか?」という単純な疑問でした。
この疑問を解くカギが脳にあると確信し、
脳の勉強を始め、今日に至っています。


女脳の甘味欲求は、
ヒトの種の繁殖と深い関わりがあるとの見解に達しています。


それは、「種保存本能=性欲」と「個体維持本能=食欲」の目的を
同時並行的に実現するシステムが女脳に組み込まれているのです。
それを媒介する脳内の物質が「ブドウ糖=甘い物」です。


男脳にはない精巧で合目的的な女脳の機能によって、
ヒトの種は絶滅することなく繁栄していると、考えています。


詳しくは過去のブログで幾度となく説明しています。
また、「やせるヒントは脳にある」でも述べています。


下記のHPに鎌倉時代(12世紀)に描かれた「肥満の女」(重要文化財)
の画をアップロードしています。
「肥満は病」と認識された最古の資料と思われます。
「脳と食欲」についても概説していますので、ご閲覧ください。



DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室