脳は甘味を求めているのではありません。

[DR.BRAIN_DIET〜脳&食育]講座(176)


疲れた時、甘い物、欲しくなりませんか。
それは、脳がエネルギーを使い、ブドウ糖濃度が低くなっているから、
ブドウ糖を補給せよ!」とのシグナルなのです。
脳は「甘味」を求めているのではありません。
甘味に含まれているブドウ糖の原料を求めているのです。


脳は、絶えず一定のブドウ糖濃度を
維持しなければならない仕組みになっています。


脳の血糖値が低くなった時、
合成化学物質で造られた人工甘味料が含まれた
飲料水を飲むと、一体、どうなるでしょうか。
「カロリー・ゼロ」の飲料水などの原料表示を
よく確認する必要があります。


脳のエネルギー源はブドウ糖であるのに、
甘いだけの化学物質を与えても、脳は満足することはありません。


ブドウ糖が供給されていませんので、「もっと飲め!」と催促します。
催促された当人は何も知らずに、「もっと飲みたいな〜」と、
さらに、人工甘味料の含まれた飲料水を飲みます。
依存症的な人もいます。


サッカリンナトリウムなどの人工甘味料は、合成化学物質ですから、
体内の脂肪細胞・組織に容易に溶け込んで蓄積され続けます。
蓄積量が限界点を超えた時、ガンなどの発症のリスクが高まります。


エネルギー源にならない人工甘味料を与えられた脳は、不満です。
すると、脳の反逆が始まります。
「脳の反逆」とは?(続)