2017-01-25

「身土不二」の食生活が最良(1)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.517)

身土不二とは「生まれ育った土と身体は一体である」
ことを意味しています。

別の流行り言葉でいえば
「地産地消」の消費行動を実践することです。
身土不二は、地産地消の原語ではないかと思います。

すなわち、生まれ育った土地で採れた物を食べることは、
心身の健康に最良であり、自然治癒力を高めます。

その国の風土や食の文化的アイデンティティを尊重することです。
食の内容は、
その国やその土地の風土のなかから生まれるものです。

ですから、風土の違う外国の食材・料理を真似て
常食することはナンセンスであり、
健康を害する要因にもなりかねません。

農耕民族が狩猟民族と同じ食生活をすることは、
遺伝子に反する食事であり、自然治癒力を弱めます。
時たま食べることがあっても、常食してはいけません。(続)

「脳が元気になる生き方」(第四章・自然治癒力は原始の力)
瀬野文宏著/表現社刊より引用・改変
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
新著・全国書店で好評発売中!
「脳が元気になる生き方」
「チン」すると、脳も「チン」される
瀬野文宏・著　/　(株)表現社・刊
ISBN978-4-907158-12-5
四六判　279頁 (定価)1500円＋税

「チン」しても魚が焼けない! なぜ?
「加熱」ではなく、破壊による「自爆熱」だから。
破壊された食べ物などは、アルツハイマー病などの
認知症とガンの原因になる!!?? 詳しくは本書に〜
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本書の「目次」は〜
自然流健康ダイエット教室
http://www.1979diet.co.jp/

2017-01-18

医学の知識を超えた領域とは(2)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.516)

睡眠薬、頭痛薬、便秘薬など
日常的に使われている薬も同じです。

できる限り薬に依存しないで、
食習慣の見直しやウォーキングなどの
運動習慣を身につけることの方が、
賢い「生き方」だと思います。

山から下りてきた熊や猿が人を襲う事件が発生していましが、
熊や猿が病院に行ったとの話は聞いたことがありません。
彼らが棲息する山や森には病院や薬はありません。

「病院は危険な場所である。
賢明な方法で、しかもできるだけ短期間利用しなさい。」
(「ドクターズルール４２５」より引用)

それら動物たちも病気や怪我をすることは当然あります。
しかし、動物たちが内包させている自然治癒力によって、
病や怪我をしても生き延びているのです。

すぐに病院に行き薬に頼るのは人間だけです。
動物たちは、森の草や木の実・皮などを食べて
「自己修復」しているのです。

人間も「薬(毒)」ばかりに頼らず、
もっと「食物」に頼るべきです。

2017-01-11

医学の知識を超えた領域とは(1)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.515)

病院の常連客には高齢者が多く、
幾種類もの薬を処方されています。

一方、老人ホームに入居されている元気な方は、
薬を飲んでいない人たちが多いといわれています。

「可能ならすべての薬を中止せよ。
それが不可能ならば、できるだけ多くの薬を中止せよ。」

「４種類以上の薬を飲んでいる患者についての
比較対照試験は、これまで行われたことはなく、
３種類の薬を飲んでいる患者についての
試験もほんのわずかしか行われていない。」

「４種類以上の薬を飲んでいる患者は、
医学の知識を超えた領域にいるのである。」
(「ドクターズルール４２５」
Clifton K. Meador, M.D.編・福井次矢訳
／南江堂・２００９年より抜粋引用・改変)

2016-12-14

薬は「リスク」

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.514)

「毒(薬)を以って、毒(病)を制する」は、
自然治癒力を弱める原因になっています。

「クスリ」を逆に読むと「リスク」です。
よく効くクスリほどリスクが高くなります。

「最近のアメリカの統計によると
年間３０万人が薬の副作用で亡くなっている。
死亡率のトップが薬の副作用」。
(「科学者の責任」村上和雄著／
ＰＨＰ研究所・２０１２年より引用)

日本は世界に冠たる「薬消費大国」です。
薬の副作用による死亡数の統計がありませんので
正確な実態は不明ですが、
アメリカ以上の状況ではないかと思われます。

多くの病死原因の中に副作用による死亡が
隠されているのではないかと疑いたくなります。
統計仕様の再検討が急務です。

日本の薬の種類はⅠ万７千を超えています。
ＷＨＯの「日常の臨床に必要な薬の種類」は、
約３００種です。

全世界における薬の消費割合は、
金額ベースで日本は約Ⅰ６％と、
他国に比べて異常に高い状態です。
世界人口の割合で考えても、
薬の高単価を勘案しても
「国民の薬づけの実態」に驚きます。

健康的な「長寿国」ではなく
不健康な「長命国」の実態です。
そして、「薬の副作用による死亡者数」は不明とは、
不思議な医療大国です。
薬の使用は緊急時以外は、
最小限にすべきと考えます。

「脳が元気になる生き方」
(第四章・自然治癒力は原始の力)
瀬野文宏著/表現社刊より引用・改変
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2016-12-07

自然治癒力と活性酸素(2)

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.513)

生体が必要としている約２％の量の活性酸素は、
エネルギー代謝の過程で生成していますが、
この仕組みとは別に
「過剰な活性酸素を生成する原因」があります。
その主な原因は次の通りです。

・体内に取り込んでいる食物、水、空気の中に含まれている
有害化学物質によって生成
・心理的なストレスによる生成
・運動による生成
・化学薬品(医薬品類など)による生成

それらのうち、毒性のある農薬、合成添加物、
薬など化学物質の作用による過剰な活性酸素の生成が問題です。

これらの問題は、科学の粋を集めている医学がいくら進歩しても、
病人が増え続けている主な原因ではないかと推測しています。

さらに、生活習慣病の約８５％は
活性酸素が原因であるといわれています。

毒性の強い活性体である古い油などの「過酸化脂質」は、
広い意味で活性酸素の中に含まれています。
この過酸化脂質は、酸素と結びついた毒性の強い活性種で、
ガン、動脈硬化、脳梗塞などの疾患や老化の元凶となります。

過剰な活性酸素から自然治癒力を守るためには
必須の抗酸化物質は
色鮮やかな野菜類・果物類に多く含まれています。

2016-11-30

■

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.512) 自然治癒力と活性酸素(1)

私たちの体内で生成される約２％の活性酸素は、
生命活動に不可欠な物質です。

しかし過剰に生成されると
自然治癒力を直接的に弱める原因になります。

活性酸素とは、体内で水と酸素から生成された
酸素そのものよりも活性な分子類のことです。

この活性酸素は生体とバランスを
保っているときは有益な働きをしますが、
バランスが崩れて過剰になると自然治癒力を弱めて
ガンやアルツハイマー病など
あらゆる疾患と老化の原因になります。
「毒性酸素」とも呼ばれています。

活性酸素は、酸素反応の促進や細胞内での
情報伝達のメッセージの働きをします。
また、体内に侵入してきた細菌などの外敵を殺すために
白血球などを使って活性酸素を作る仕組みもあります。

呼吸によってえた酸素を使って食物を燃やし(酸化)
生命活動に必要なエネルギーをえています。
このエネルギー代謝によって生きるエネルギーをえている限り、
活性酸素の体内での生成はさけることはできません。(続)

「脳が元気になる生き方」(第四章・自然治癒力は原始の力)
瀬野文宏著/表現社刊より引用・改変
　
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2016-11-22

■

[脳・健康・食・DIET] 講座(No.511) 自然治癒力と免疫力(2)

自然治癒力を支える物質代謝の仕組みに
脳と体には根本的な違いがあります。

体が吸収する栄養素と脳が吸収する
栄養素の種類と量に違いがあります。

この事実は、脳と体の健康は別である証しでもあります。

　
「体に必要な栄養素を与えておけば、脳の健康は大丈夫」
という認識は間違いです。

たとえば、認知症など脳の機能障害を
予防・改善するうえで脳へ効率的・効果的に
栄養素を供給する必要があります。
脳を構成している元素の種類と量を最良に均衡させるためです。

このようにＤＮＡをはじめ生物としてのすべての組織レベルに
内包している自然治癒力を支えているのが免疫力です。
自然治癒力は、健康な脳と体を維持する力です。

「脳が元気になる生き方」(第四章・自然治癒力は原始の力)
瀬野文宏著/表現社刊より引用・改変
　
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